とつぜんですが質問です。あなたは霊の存在を信じていますか?
霊の存在を信じる方はどのくらいいるでしょうか。私はまったく霊感がないので、あの世の世界については正直よくわかりません。信じたり、信じなかったりでしょうか。
ただ、祖父を亡くしたときの話を母から聞いたとき、霊やあの世の存在を否定できないと思いました。
今回は、霊感のない母が一度だけ体験した「亡き祖父との不思議なエピソード」について解説します。この記事を読むと「ひょっとしたら自分のあの体験も…」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
「何も感じない」「愛する家族の声が聞きたい」という方にとっても、亡くなった方の存在を感じていただけるエピソードではないかと思います。
【不思議体験】亡くなった人の声が聞こえる
母は、亡くなった祖父の声を一度だけ聞いたことがあります。
母は霊感がありません。そもそも母から霊の話を聞いたこともないし、私が小学生の頃夏休みに入ると見ていた「あなたの知らない世界」も「子どもの見る番組」としか思っていない印象でした。
そんな母ですが、祖父(母の父)が亡くなってから久しぶりに職場復帰する日の朝、祖父の声を聴いたそうです。
亡き祖父からのメッセージ
祖父は家で看取りました。それまで祖父の介護、私たちの世話、亡くなったあとのお葬式の手配、初七日までの用事、一人ですべてこなしていた母は心身ともにかなり疲れていたそうです。
翌日が職場復帰となる前日の夜、ちゃんと目が覚めるか不安だったと母はのちに言っていました。
母の様子をあの世から見ていた祖父はとても心配だったのでしょう。職場復帰の朝、祖父は母の前に現れました。母に声をかけたのです。
「A子!」
祖父が母の名前を大きな声で呼び、その声に母は思わず「はい!」と返事をして目を覚ましたそうです。
亡くなった人がそばにいると知らせるサイン
その話を聞いたとき、私はすぐ母に言いました。「疲れが続いていたから」だと。幻聴だと。いつもなら引く母ですが、祖父の声だけは「ハッキリ聞こえた」と今も話します。
これは、母にしかわからないこと、祖父からの愛をうけて生きてきた母だから亡くなった祖父のサインを受け取れたのかもしれません。
声が聞こえなくても、何となく側にいる感じがする、その人の香りがするなどは気のせいではなく、「サインを送っている」と受け取りましょう。
私は母の話を聞いてから、亡くなった人たちは愛する人のそばにいるのだと信じています。
亡くなった人は永遠に愛を届けてくれる
母に限らず、大切な人を亡くした人の悲しみははかり知れません。取り残された感、寂しさだけが現実に残り、生きていることさえ苦しく感じることもあるでしょう。
母の実体験から、亡くなった後も大切な家族を思う気持ちは変わらないし、姿かたちを変えて何らかのサインを送ってくれているのだと気づくことができました。
サインを感じなくても、溢れる愛で必ず寄り添ってくれているのだと今は信じています。